※以下に書かれてあることは説明書Ver1.4の内容をもとに自分用にわかりやすくまとめたものです。当然、公式性はありませんし責任ももてません。
各人の判断に置いてご利用下さい。
そもそも現状で輸入する人には必要なさげだし、日本語で読みたい人は訳を待つよねw
またカタカナ語は原文省略。原則として日本語をあてた場合は初回のみ原文を併記。
訳はセンスだZE!が持論の自分としてはNoセンスなのではずかしかったり。

A Gathering Evil(前説なので省略)

内容物[Contents]
 カード530枚
 (内訳)
 Thunderstoneカード 1
 説明書[Reference]カード 5
 経験点[Experience Point]カード 32
 無作為化[Randomizer]カード 38
 モンスターカード 80
 基本[Basic]カード 90(疫病[Disease]含む)
 ヒーローカード 132
 村[Village]カード 152

 あと、ちょっと大き目のカードが入っていて仕切りに使ってねってことです 50

ゲームの目的[Object of the Game]
 原文にはThunderstoneを見つけること…とありますが、別にThunderstoneがあるだけでは勝てません。実際には勝利点[Victory Point]が多い人の勝ちです。同点のときはThunderstoneを持ってるほうが勝ちになります。同点の人が誰もThunderstoneを持っていない場合は同着になります。

ゲームの準備[Setup]
 初回はP.3のリスト通りにすることを強く推奨。
 2回目以降は無作為化カードを使ってね。
 手順は以下の通り

【1】ダンジョンの作成
 1)モンスターの無作為化カードから3枚を引く。
   ※長く遊びたい場合は4枚でもよい
 2)対応するモンスターカードを抜きすべてを裏向きでよく混ぜる。
   1種類あたり10枚。通常は30枚。
 3)混ぜたカードから10枚を取り、それにThunderstoneを加えてよく混ぜる。
 4)残った20枚の下にThunderstoneを含む11枚のカードを置き1つの山にする。
 これをダンジョンデッキと呼ぶ。
 5)ダンジョンデッキの上から3枚をその横に1枚ずつ並べる。
   ■ □ □ □←321
   ↑デッキ
   上の図だと1(遠い方)から順番に。
  以下、遠いほうから順に第1階層[rank 1]、第2階層[rank 2]、第3階層[rank 3]と呼びます。第3階層がダンジョンデッキのすぐ隣です。
訳注)一応、明るさの関係から第1階層を浅い、第3階層を深いとして訳しているところがありますが、これらの表現は原文にはありません。

【2】村の作成
 1)基本カードの山4種(Militia、Torch、Iron Rations、Daggar)を分けて置く
 2)ヒーローの無作為化カードから4枚を引く。
 3)対応するヒーローカードを抜き、各種類ごとにレベルが低いものが上になるように分けて置く
 4)村の無作為化カードから8枚を引く。
 5)対応する村カードを抜き、分けて置く。以上16種を村と呼ぶ。

 ■ ■ ■ ■ ←ヒーローカード
 □ □ □ □ ←村カード
 □ □ □ □ 
 ■ ■ ■ ■ ←基本カード

 並べ方はこんな感じ

 6)そのそばに疫病カードと経験値カードを分けて置く。
訳注)無作為化カードの役目はここで終了です。片付けてもかまいません。

【3】パーティーデッキを作る
 1)各プレーヤーはMilitia6枚、Torch、Iron Rations、Daggarを各2枚を取り
 1つの山にまとめてよく混ぜる。これをパーティーデッキと呼ぶ。
 2)各プレーヤーはパーティーデッキから6枚を引いて、それを手札とする。

ゲームをする[Playing the Game]
各プレーヤーは自分のターンに、以下の3つから1つを選び、番号通りに行動を行う。
【1】村を訪れる[Visit the Village]
 1)手札をすべて公開する ※初期説明書から変更されてます
 2)公開した手札の中から村効果[Village Effect]をあなたの望む順番で解決する。
   ただし、破棄[destroy]されたカードの効果は使用できない。
   効果と金の産出[gold production]は累積する。 
 3)金の価値[gold value]を2)の結果で計算する。
 4)村から村カードを1枚購入[purchase]してもよい。
   購入できるのは金の価値以下の購入コスト[purchase cost]のものまで。
   ※効果により複数枚購入できる場合は総購入コスト[total purchase cost]以下まで。
   使われなかった金の価値は失われる。
   購入したカードは捨て札の山[discard pile]の1番上に置かれる。
 5)最後に、手札にあるヒーローカードを望む枚数だけレベルアップしてもよい。
   (レベルアップについては後述)※初期説明書から変更されてます
 6)手札を表向きに捨て札の山に置いて、新たに6枚引いてターンを終える。

【2】ダンジョンに入る[Enter the Dungeon]
 1)手札をすべて公開する
 2)手札のうち、疫病のような強制効果[mandatory effect]以外のダンジョン効果のうち
   望むものを適用する。※訳注 後述の成果[trophies]も含みます。
   武器[weapon]は条件が合ったものを1ヒーローあたり1つだけ装備[equip]してもよい。
 3)どのモンスターに攻撃するかを宣言する。
 4)戦闘[Battle]を解決する。(詳細は後述)
  a)光のペナルティ[light penalty]を含む戦闘値[Attack Value]の合計を計算する。
  b)戦闘効果[Battle Effect]を適用する
  c)倒せなかった[undefeated]モンスターはダンジョンデッキの1番下に置く
  d)倒したモンスターと疫病を捨て札の山に置く
  e)もしあれば戦利品[spoils]を得る
  f)モンスターカードを移動し、突破[breach]効果があればそれを解決する。
  g)手札を表向きに捨て札の山に置いて、新たに6枚引いてターンを終える。

【3】休息[Rest]
 1)手札から望むカード1枚を破棄する。
 2)手札を表向きに捨て札の山に置いて、新たに6枚引いてターンを終える。

ターン終了[End of Turn]
 Thunderstoneを手に入れるか、第1階層[rank 1]にThunderstoneが移動した場合、
 ただちにゲームは終了します。
 そうでない場合は左隣のプレイヤーがターンを開始します。

パーティーデッキ[Your party deck](一部抜粋)
・常に追加されるカードは捨て札の山に置かれます。
 例:カード購入時、モンスターを倒したとき、レベルアップ時など
・デッキからカードが完全になくなるまではシャッフルはされません。
 例:ターンの終了時に、パーティーデッキの残り枚数が3枚の場合は、
   手札を捨て、まず3枚を引いたあとで捨て札の山をシャッフルして
   新たなパーティーデッキとしてから3枚引きます。
・破棄されたカード[destroyed card]は捨て札の山に置いてはいけません。
 「破棄[destroy]」と「カードを捨てる[discard]」は異なります。
 破棄されたカードはゲームから取り除かれ、決して捨て札の山に置かれたり
 村のスタックに戻されたりはしません。

Village cards and Hero cards(略・説明書の図参照)
Village card breakdown(略・説明書の図参照)
Village cards(略・説明書の図参照)
Hero cards(略・説明書の図参照)

レベルアップ[Leveling Up]
 必要な経験点があれば、村を訪れた際に手札にある望む数のヒーローをレベルアップさせることができます。
 レベルアップするときには、手札からヒーローを破棄し、そのヒーローカードの左下に書かれているレベルコスト[level cost]分の経験点を手元からスタックに戻し、破棄したヒーローと同種の1レベル上のヒーローカードを捨て札の山に加えます。
 ※1つのヒーローカードを2レベル上のカードにすることはできません。
 ※破棄するカードの1つ上のレベルのカードがスタックに残っていない場合は
  レベルアップできません
 Militiaカードは3点の経験点で望むタイプのレベル1のヒーローカードにレベルアップさせることができます。

Monster cards(略・説明書の図参照、個別の能力については後述)

Monster card breakdown(略・説明書の図参照、個別の能力については後述)

Repeat Effects
効果のタイミングの前にRepeatとついているものは、条件を満たせる限り複数回適用してもかまいません。

戦闘(概略)[Battles(Overview)](一部抜粋)
・武器の装備には条件があり武器の重量[weight]が、ヒーローの筋力[strength]以下でなければならない。
・各ヒーローは1つしか装備できない。
・誰にも装備されていない武器は一切戦闘に寄与しない。(明かり含む)
・呪文[spells]や、成果[trophies]はそれ自体が戦闘に寄与するので、ヒーローが装備する必要がないし、たとえ手札に1枚もヒーローがなくてもかまわない!
・攻撃できないヒーローは戦闘ボーナスも能力も戦闘に寄与しない。
例:FaeynはRank1には攻撃できないので、ほかのヒーローと攻撃した場合はその攻撃ボーナスを0にされる。
・ものによっては複数のボーナスを与えるものもある。
・ボーナスを倍化する効果は加減の計算後に適用する。(ただし明るさの計算よりは前)
・一旦ダンジョンに入ることを選択したら、倒せるか否かに関わらず攻撃するモンスターを選択しなければならない。
 ※訳注 全部攻撃できない(選択できない)場合は補足されていません。

ダンジョン効果[Dungeon Effect]
 ダンジョン効果はダンジョンに入ったときに解決する効果です。戦闘効果[Battle Effect]とは異なるタイミングなのに注意してください。
ダンジョン効果により破棄されたカードの効果は戦闘に寄与しません。
例:Thyrian SquireがIron Rationsをダンジョン効果によって破棄した場合、
Thyrian Squireの物理戦闘ボーナスは2増えますが、Iron Rationsの筋力を増加させる効果は適用できなくなります。

戦闘効果[Battle Effect]
 戦闘効果は戦闘中もしくは戦闘後に解決されます。
 ※訳注 すべてが厳密に書かれてはいませんが戦闘のボーナスや筋力・明るさの変更効果は戦闘中に、ヒーローを破棄したり戦利品[Spoils]を得たりする効果は戦闘終了時でよいと思われます。個別のカードも参照のこと。

例1:Dwarf,Faeyn,Militiaが第1階層のHauntを攻撃する場合に
Faeynのダンジョン効果によりFaeynは攻撃に参加できない。
更にhauntの戦闘効果によりDwarf,Militiaのうちの1体が攻撃できない。

例2:Dwarf,Faeyn,Militiaが第1階層のRevenantを攻撃する場合に
   Faeynのダンジョン効果によりFaeynは攻撃には参加できないが
   Revenantの筋力-4の戦闘効果は適用されるし、
   その結果により筋力が0以下になれば戦闘終了時には破壊される

戦闘の解決[Resolving battles](一部抜粋)
・光のペナルティを計算したあとで…
 総合攻撃値[combined attack value]がモンスターの体力[health]未満の場合は、モンスターに負けたこととなり、攻撃されたモンスターはダンジョンデッキの一番下に置かれます。
 総合攻撃値[combined attack value]がモンスターの体力[health]以上の場合は、攻撃されたモンスターを捨て札の山に置き、経験点カードを受け取ります。
この経験点カードは、捨て札の山には置かず、別の山にして置いておきます。戦利品の能力を持ったモンスターの場合はその種類に応じたものを村から購入することができます。その場合は残った手札の金価値の合計以下のものとなります。
※訳注 戦利品の能力が複数あった場合はそれぞれが手札の合計値以下なら獲得できます。
 戦闘が終了したら勝敗に関わらずモンスターが移動します。まず、空きになった階層へ深い階層から浅い階層へ詰めていき、最後にダンジョンデッキの1番上から補充します。移動が終わった後、突破の能力を持ったモンスターが第1階層に移動した場合その効果を直ちに解決します。

光と闇[Light and darkness]
例[Light penalty Example]

(一部抜粋・例は自前)
 1)基本的にその階層の分だけ暗いと思って下さい
   例1:第2階層なら -2
 2)モンスターに明るさの補正があればそれを加えてください
   例2:例1でLight:-1のモンスターがいる場合 -2+(-1)=-3 
 3)あなたの手札の左端中ほどの光の点数を合計し、加えてください。
   例3:例2で手札にfireballがある場合 -2+(-1)+1=-2
この値を倍にした分だけ戦闘にペナルティが発生します。
   例4:例3の場合{-2+(-1)+1}×2=-4
ただし、明るさが+になっても戦闘にボーナスはつきません。
   例5:例2で手札にlightstone gemが2枚ある場合 -2+(-1)+6=4≧0
  となり、戦闘ペナルティは0で、ボーナスもつかない
また、装備品の明かりは装備されていない場合は計算されない。

通常攻撃と魔法攻撃[Attack and Magic attack]
攻撃値[Attack Value]は通常攻撃[Attack]と魔法攻撃[Magic Attack]に分けられ、それぞれ分けて計算される。
(疫病のように)攻撃値を下げるような効果がある場合、通常か魔法かの一方を選んで適用する。

特徴[Traits]
モンスターには戦闘効果に加え特徴を持っているものがいる。
この項目では個別に説明する。

<魔法攻撃半減[Half-Magic Attack]>
すべての発生源からの魔法攻撃値を計算した後で、半分(端数切捨)にする。

<何かない攻撃半減[Half-Attack Without Something Present]>
何か[Something]の条件を満たせないと合計攻撃値を半分にする。

<刃物武器攻撃無効[Immune to Edged Weapon]>
刃物武器[Edged Weapon]の攻撃ボーナスは0として扱う。付随の明かりや能力などは有効。

<Light:-X>
明かりに-Xのペナルティ

<魔法攻撃耐性[Magic attack Immunity]>
すべてのカードの魔法攻撃を0にする。付随の明かりや能力などは有効。

<魔法攻撃限定[Magic attack only]>
魔法攻撃値のみを計算する。付随の明かりや能力などは有効。

<魔法攻撃必須[Magic Attack Required]>
モンスターを倒すために魔法攻撃値が少なくとも+1必要。倒すためには通常攻撃と魔法攻撃を組み合わせてもよい。ダンジョンデッキの一番下に送るために、通常攻撃しかない場合でもそのモンスターを攻撃先として宣言することは可能。

<非装備ヒーロー攻撃不可[Unequipped hero cannot attack]>
装備されていないヒーローは攻撃に参加できない。参加していないヒーローの能力(明かりを含む)は無視されるが、モンスターの効果の影響はうける。

疫病カード[disease card]
(一部抜粋)
・疫病カードは休息か、特定の条件により除去(get rid of)できます。
・除去した疫病カードはスタックに戻されます。
・疫病カードがスタックに不足した場合は、使用してないカードなどで代用して下さい。上限なし。

成果[trophies](抄訳)
・モンスターに特殊なマーク(とげとげしたやつ)がついているものは成果で、
 戦闘中に手札から公開されている限り適用される強制の効果です。
・モンスターカードにランタンのアイコンで明るさが書かれている場合、それは基本的には成果です。
・モンスターに書かれている成果のマークがない能力は、戦闘中に手札から公開されていても効果はありません。
・モンスターがダンジョン内にいる場合、成果のマークがついた能力は無視します。

Village Example(略)
Dungeon Example(略)
Resting Example(略)

Winning the game
Thunderstoneが第1階層に移動したらゲームは終了です。第1階層のモンスターを倒した場合は、倒したプレイヤーがThunderstoneを獲得します。
その後、パーティーデッキ、手札、捨て札の山をひとまとめにし、すべてのカードの勝利点[Victory Point]を合計します。もっとも勝利点の多いプレイヤーの価値です。同点の場合はThunderstoneの所持者の勝ちとなります。いなければ、同点の人で勝利を分かち合いましょう。

ルール補足[Rule Clarifications]

<突破[Breach]>
・突破の効果は1回のみです。
・突破の効果はそのターンのプレーヤーが手札を捨てる前、ターンを終える前に解決します。
・ゲーム開始前(ゲームの準備中)の場合は突破の効果は解決しません。

<攻撃不可[cannot attack]>
・ヒーローでもパーティー(呪文とか成果能力)でも攻撃できない場合、
 攻撃先としてそのモンスターを指定できません。
 指定できないので、当然そのカードを攻撃してダンジョンデッキの一番下に置くことはできません。

<黄金律[golden rule]>
・カードテキストはルールブックに優先する。

<半減[Half-Attack]>
・端数切捨

<無効[Immunity]>
・無効の効果が影響するものからの攻撃値は加算しない。

<シャッフル[shuffle]>
・山札が0枚になって、カードを引く必要が出るまではシャッフルしない。

<戦利品[Spoils]>
・1能力あたり獲得できるのは1枚
・戦闘解決時に複数の戦利品が獲得できる場合は、それぞれ手札の金価値の分までで獲得できる。
・攻撃に参加していないヒーローの戦利品能力は無視される。

<変種[Variants]>
・1人用ルールとかもあるので公式サイトも見てね

カード別注釈[card glossary](一部保留)
とりあえず一般注釈として、
・とにかくMilitiaはヒーローに含まれます。
・○○を破棄すると書かれている戦闘効果は、それが手札から公開されていない場合にはなにもしません。

コメント

大魔神
2010年2月21日18:03

おお!自分も約1ヶ月前に買ったのですが、ルールで1部不明確な点があり大変助かります。これ結構おもしろいですよね。感謝!!

たちお
2010年2月22日7:37

知り合いに頼まれて海外から直接購入して遊んでいたら細かい点でいろいろ疑義があったので、ならいっそ訳しちゃえー的なのりで訳してみました。
まぁ本職ではないので難ありですが、お役に立ったようなら幸いです。

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