今回は200番代の前編(目標全3〜4回)ですぞ。

(答2)
アンタップされない。理由は202.2a参照。

2. ゲームの部分

 200. 原則

200.9. 呪文や能力が「カード/card」「呪文/spell」「発生源/source」という単語なしでカード・タイプやサブタイプを用いてオブジェクトを表現している場合、場に出ているそのカード・タイプやサブタイプのパーマネントのことを意味する。
場にあるエルフの数を参照する場合はクリーチャー − エルフ、部族エンチャント − エルフ などを参照し、スタック中の部族インスタント − エルフなどは数に含まれない。

200.9a 呪文や能力が「カード/card」という単語と領域名とともにタイプや特殊タイプ、サブタイプを用いてオブジェクトを表現している場合、その領域にあるそのタイプのカードのことを意味する。

200.9b 呪文や能力が「呪文/spell」という単語とともにタイプや特殊タイプ、サブタイプを用いてオブジェクトを表現している場合、スタックにあるそのタイプの呪文のことを意味する。

200.9c 呪文や能力が「発生源/source」という単語とともにタイプや特殊タイプ、サブタイプを用いてオブジェクトを表現している場合、その種類の、能力の発生源またはダメージの発生源のことを意味する。rule 419〔置換・軽減効果〕参照。
例 「あなたの墓地にあるエルフカード」と書いてあったら、あなたの墓地の全てのエルフのサブタイプを持つものを指す。「エルフ呪文」とあったら、スタック中の呪文のうちエルフのサブタイプを持つものを指す。「エルフを発生源とする」とあったら、場でもスタックでもよいので、エルフのサブタイプをもつ能力の発生源またはダメージの発生源を指す。

 201. 特性 <省略>

 202. 名前

202.2. 文章中にそのオブジェクトの名前が書かれていた場合、それはそのオブジェクトそのものだけを指す。たとえ名前が何らかの効果によって変更されていてもそうであるし、同名の他のオブジェクトは示さない。


202.2a オブジェクトの能力が、特性を用いて「この[何か]/this [何か]」の類の表現であるオブジェクトを指していた場合、後でその特性が合わなくなったとしても、その特定のオブジェクトを指す。
例:「クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時までそれは+2/+2の修整を受ける。ターン終了時に、そのクリーチャーを破壊する」という能力があった場合、その+2/+2の修整を受けたオブジェクトがターン終了時にクリーチャーでなくなっていたとしても、破壊する。
本文の例の通り。あくまでオブジェクトを特定するための表記。前回の問題もまんまの出題ですね^^;

202.2b あるオブジェクトの能力が、そのオブジェクトを名前で参照している能力を他のオブジェクトに与えた場合、その名前で示されるのはその能力を与えた能力を持つオブジェクト自身だけであり、同名の他のオブジェクトのことは示さない。
例:《はじける子嚢/Saproling Burst》は「はじける子嚢の上から消散カウンター1個を取り除く: 緑の苗木クリーチャー・トークンを1個場に出す。このトークンは「このクリーチャーのパワーとタフネスは、それぞれ、《はじける子嚢》の上に置かれている消散カウンターの数に等しい」という能力を持つ。」という能力を持つ。この、トークンに与えられた能力は、そのトークンを生成した《はじける子嚢》自身のことだけを指し、他の《はじける子嚢》のことは指さない。
例が載ってる文は解説不要ですねっと。

 203. マナ・コストと色

203.1a オブジェクトのコピーはそのオブジェクトと同じマナ・コストを持つ。rule 503〔オブジェクトのコピー〕参照。
後述。後述箇所は203.1dと503(だいぶ先になりそう^^;)。

203.1b マナ・コストがあるべきところにマナ・シンボルが記されていないカードが存在する。それらのカードのコストは支払うことができない。マナ・コストを持たない呪文のマナ・コストに基づくコストを持つ能力のコストも、支払うことができない。コストを支払うことができない呪文や能力をプレイしようとすることは適正な行動であるが、支払うことができないコストを支払うことは適正な行動ではない。
支払うことができないコストが効果や追加コストによって追加された場合にも、そのコストは支払うことができない。支払うことができないコストに対してそのマナ・コストを支払わずにプレイすることができる効果などの代替コストが適用された場合、その代替コストを支払うことはできる。
(null)なコストは払えないのでプレイできません。但し、代替コストなどを使ってプレイされることはあるってことですね。《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》を《苔汁の橋/Mosswort Bridge(LRW)》(秘匿土地)や《精神の願望/Mind’s Desire(SCG)》でプレイすることがあります。(訂正 11/26 12:15)

203.1d トークンは、それを生み出す効果で特に指示されていない限り、マナ・コストを持たない。
例外は「オブジェクトのコピーはそのオブジェクトと同じマナ・コストを持つ」ので、コピーのトークンはマナ・コストを持つことになります。

203.3. オブジェクトの、点数で見たマナ・コストは、マナ・コストに含まれるマナの量を色を気にせずに数えたものである。点数で見たマナ・コストを支払うことを求める効果に対しては、オブジェクトのマナ・コストの色とは関係なく、任意の色のマナと無色のマナの任意の組み合わせで支払うことができる。
「マナ・コスト」「点数で見たマナ・コスト」「コスト」はそれぞれ意味が異なる。詳しくは用語集の項目で。
#いつのことやらw

203.3a マナ・コストを持たないオブジェクトの点数で見たマナ・コストは0である。
先ほどの《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》は0ですよっと。あと当然ながら土地も0です。(加筆 11/27 18:50)

203.3b マナ・コストに{X}を含むオブジェクトの点数で見たマナ・コストを計算する場合、そのオブジェクトがスタックにない限りXは0として扱う。オブジェクトがスタックにある間、Xはその選ばれた値を持つ。
最近のHOTな話題としては《アシュリングの特権/Ashling’s Prerogative(LRW)》。出るに際しのコストが関係するので《クラキリン/Krakilin(TMP)》{X}{G}{G}をX=1でプレイしたときは{G}{G}の部分のみを計算して2なので「偶数」となる。でも《呪文の噴出/Spell Burst(TSP)》でそれを打ち消すにはスタック中のコストを参照するのでX=3が必要。(加筆 11/26 12:15)

203.4. オブジェクトのルール・テキストに記されている追加コストや、他の効果によって追加されているコストは、マナ・コストの一部ではない(rule 409〔呪文や起動型能力のプレイ〕参照)。それらのコストは、その呪文の持つ他のコストと同時に支払われる。
先の《呪文の噴出(TSP)》をバイバックでプレイしたとしても、このスタック中での《呪文の噴出(TSP)》のマナ・コストは{3}{U}。よって点数で見たマナ・コストは4。キッカーなども同じ。(説明変更 11/26 12:10)

204. 絵 <省略>

205. タイプ行

205.1. カード・タイプ(あるならばサブタイプ、特殊タイプも)は絵のすぐ下に記されている。(rule 212〔カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ〕参照)
ということでこの節の詳細は212節で。

206. エキスパンション・シンボル <省略>

207. 文章欄 <省略>

今回の宿題は今年盛り上がった話題から。

(問3)
プレイヤーAの墓地に「《タール火/Tarfire(LRW)》」があり、プレイヤーBの墓地は空である。このときプレイヤーBのライブラリーにある《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》のパワーとタフネスはそれぞれいくつか。

【キアリー】多分次の木曜(下手すると次の月曜)は、四国最強位の準備とDQ(ぉぃ)などで更新できないかも^^;

コメント

testing
testing
2007年11月26日10:13

ご苦労様です。

細かすぎる茶々入れ。

《祖先の幻視/Ancestral Vision》はソーサリーなので、《等時の王笏/Isochron Scepter》に刻印するのは相当ややこしいことをしないと無理かと思いますです。

秘匿能力持ちの土地でプレイするとかいかがでしょ?

たちお
たちお
2007年11月26日11:20

はう〜。つっこみありがとうございますm(__)m。早速、例を変更させていただきました。
なるべくメジャーかつわかりやすい例をとは思ってるんですが^^;

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