世界選手権も無事終わり年内のイベントはFinals、Limitsを残すばかりといったところでしょうか…と記事を書いている現在は世界選手権の初日Stdを終えたとこ(12/9 7:45)なのは内緒。

さて、解答の前にたちおの腹黒度診断です。
1.前回が全て×だったので、今回は全部○だと思った→まだまだだねw
2.前回が全て×だったので、今回は普通に出題されてると思った→おー、なかなか
3.前回が(略)、ちょっとだけひねってるんじゃないかな?→あなたも「はらぐろーず」w
4.は?普通に考えたけど?→そのままの君でいてください

(答6)
全て○…ではない。アンティに関する記述はCompに書いてあるので最後だけ×。
#実は変異をフェイズ・アウトする問題もだそうかと思ったんですが、実用性に乏しいのと後の項目で書かれているので^^;

さて、今回も領域に関する確認の項目が多いのでとばしていきますよ〜。

217.2d 同時に複数枚のカードを同じライブラリーの上または下に置く効果に関して、それらのカードのオーナーがその置く順序を決めることができる。そのライブラリーのオーナーは、どのような順番でライブラリーに置かれたのかを公開する必要はない。
問題まま。《すき込み/Plow Under(UDS)》他。

217.2e プレイヤーに、ライブラリーの一番上のカードを公開してプレイするように指示するカードがある。呪文や能力をプレイしている間に一番上のカードが変化した場合には、その呪文や能力がプレイされ終わるまで、新しいカードは公開されない(rule 409.1i 参照)。
《未来の大魔術師/Magus of the Future(FUT)》、《未来予知/Future Sight(ONS)》など。

217.2f 呪文や能力が、他の呪文や能力のプレイ中にカードを引かせた場合、その引いたカードは呪文や能力のプレイが終わるまで(rule 409.1i 参照)裏向きのままである。
ちょっと適切な例かあやしいので、違ってたらつっこみを期待^^;呪文のプレイ中に《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》をマナ・コストの支払いに充てた場合が該当…かな。

217.4b それぞれの墓地は、一つの、表向きの束でなければならない。プレイヤーは、それぞれの墓地のカードをいつでも見ることができるが、その順序を変えることはできない。
217.4c 何らかの効果やルールによって2枚以上のカードが同時に墓地に置かれる場合、それらのカードのオーナーがその順序を決める。
これも問題のまんまですね。順序と複数のカードが同時に置かれる場合の話。これはありふれた光景ですよね。

217.5d 場以外の領域にあるオブジェクトは場にあるとは言わず、タップしているともアンタップしているとも扱わない。場かスタックにあるオブジェクトにしかコントローラーは存在しない。
ゲーム外や墓地のカードにはコントローラーは存在しないし、タップ・アンタップの状態も存在しません。

217.6b スタックは、それに加えられた呪文や能力の順序を記録している。オブジェクトがスタックに積まれたとき、それは既に積まれている全てのオブジェクトの上に積まれる(rule 408〔呪文や能力のタイミング〕参照)。
このルールはたまに厄介です。呪文や能力の解決途中に誘発した能力は、すぐにスタックには積まれません。が、解決途中にスタックに置くという指定がある場合などは、既に積まれている全てのオブジェクトの上に積まれます。また、rule 408でお会いしましょうw

217.7a オブジェクトはゲームから取り除かれることがある。その種のカードはゲーム外領域に置かれる。効果の中には、それを元の領域に戻す方法が用意されているものがあり、「脇に置く/set aside」という語を使っている。こうして脇に置かれたカードは、一時的にせよ、ゲーム外に置かれている。カードでないオブジェクトが元の領域に戻る場合、その代わりに ゲーム外に置かれたままになる。
昔のカードだと《ネクロポーテンス/Necropotence(5ED)》などは「脇に置く/set aside」とか書いてます。あとは、まぁトークンのことですね。繰り返しになりますが《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》とトークンの話。

217.7b ゲーム外領域にあるカードは表向きであり、全てのプレイヤーに公開されている。「裏向きでゲーム外に置かれている」カードは、説明によって許可されない限りは公開されない。
《背骨岩の小山/Spinerock Knoll(LRW)》をはじめとする秘匿の土地とかが裏向きで取り除く場合がありますよっと。

217.7c 場に戻る可能性のあるカードは、その戻る方法が解るように、別々の束にして置かれなければならない。
これ、ホントはルールの拡大しとくべきかな?「プレイされる」可能性があるカードは〜、の方がいいと思います(先の《背骨岩の小山》などもありますし。)^^;まぁ、現状は「場に戻る」ということで。

217.7d カードを取り除く能力と、「取り除かれたカード」あるいは「[カード名]によってゲームから取り除かれたカード」を用いる能力とを持つカードが存在する。これらの能力は関連しているものであり、この2つめの種類の能力は、その1つめの種類の能力の結果取り除かれたカードで、ゲーム外領域に置かれているものだけを用いる。他のオブジェクトがその両方の能力を得た場合、そのオブジェクトにおいて同様に関連づけられる。そのオブジェクトが類似の能力を持っていたとしても、それらと関連づけられることはない。
例:《弧炎撒き/Arc-Slogger》は「{R}、あなたのライブラリーのカードを一番上から10枚ゲームから取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。」という能力を持つ。《石の死の姉妹/Sisters of Stone Death》は「{B}{G}: 石の死の姉妹をブロックするかブロックされているクリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除く。」「{2}{B}:石の死の姉妹によりゲームから取り除かれたクリーチャー・カードを1枚、あなたのコントロール下で場に出す。」という能力を持つ。《水銀の精霊/Quicksilver Elemental》は「{U}:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、水銀の精霊はそれのすべての起動型能力を得る。」という能力を持つ。《水銀の精霊》で《弧炎撒き》の能力を得、それをプレイしたあと、《石の死の姉妹》の能力を得て、クリーチャー・カードをゲームから取り除く能力をプレイしたとする。この後、《石の死の姉妹》から得た場に戻す能力をプレイしたとしても、《石の死の姉妹》由来の能力によって《水銀の精霊》がゲームから取り除いたカードしか場に戻すことはできない。《弧炎撒き》由来の能力で取り除かれたクリーチャー・カードは場に戻らない。
例の《水銀のドラゴン/Quicksilver Dragon(ONS)》はまず《弧炎撒き/Arc-Slogger(MRD)》の起動型能力によりカードを取り除きます。その後、《石の死の姉妹/Sisters of Stone Death(RAV)》の能力を起動したとしても、この場合は「《石の死の姉妹》によってゲームから取り除かれたカード」とは関連しないので場に戻すことはできません。ちょっとややこしい事例ですね^^;

217.7e ゲーム外にあるオブジェクトがゲームから取り除かれた場合、領域は移動しないが、新しくゲームから取り除かれたのと同じように新しいオブジェクト として扱う。
「ゲーム外にあるカードを墓地に置く→墓地に置く代わりにゲームから取り除く置換効果がある→領域を移動しないので移動したことにならない」っていう一連の関係が問題を引き起こしてたため作成されたルール。前述の《虚空の大口/Void Maw(CSP)》の例などですね。

217.8a フェイズ・アウトしたパーマネントは、フェイズ・アウト領域に置かれる(rule 502.15〔フェイジング〕参照)
217.8b フェイズ・アウト領域にある表向きのオブジェクトは、いつでも全てのプレイヤーが確認できる。裏向きのオブジェクトは、裏向きのパーマネントに関するルールに従う(rule 502.26〔変異〕、rule 504〔裏向きの呪文やパーマネント〕参照)。
217.8c フェイズ・アウトしたオブジェクトは場には存在しないので、タップ状態でもアンタップ状態でもなく、誰にもコントロールされていない。しかしながら、この領域にあるオブジェクトはその以前のことを「覚えて」おり、場を離れたときと同じ状況で場に戻る(rule 502.15〔フェイジング〕参照)。
217.8d フェイズ・アウト領域に行ったトークンは消滅する。これは状況起因効果である(rule 420〔状況起因効果〕参照)。それらのトークンについていたオーラ、装備品、城砦は、ゲームの残りの期間、フェイズ・アウトしたままになる。
たった3文です。もはや無かったことに…(笑)。
→キーワード能力のところでこと細かく書いてありました(苦笑)。
ということでここでは大まかな内容だけです。(加筆修正 12/13 11:35)

217.9a マジックの昔のルールには、「勝ち取ったものを返さない」でプレイする方法としてのアンティ・ルールが存在した。アンティを賭けてプレイすることは、現在では、このゲームにおける選択ルールであり、法律その他のルールで禁止されていない地区でのみ許される。アンティを賭けてプレイすることは、DCI汎用トーナメント・ルール(http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/doccenter/home )の下では厳しく禁止されている。
用語集では一応アンティは廃語なんですが、いまだに領域の項目に残っておりますw

次回はいよいよ300番代に入ります。ターン進行に関するルールですね。ここはすんなり終われる予定ですが、続く400番代が本番です。

であであ今回の宿題です。先にも書きましたがこの項目も基本的事項なので簡単(笑)だと思います。あと月曜の分量を減らすためにちょっと宿題が多いんで先に謝っときますm(_ _)m

(問7)以下はターンの進行について記述したものである。ルールとして誤っている部分を全て選び正しい記述に直せ。但し、多人数戦のルールは除外し、特別なフェイズやステップの追加はないものとする。なお記述二重かぎ括弧でくくった部分がその番号の示す部分である。

ターンの流れは以下のようになる。まず『【1】ターン開始フェイズに入る前に全てのフェイズイン・フェイズアウトを処理する』。そしてアンタップ・ステップでアクティブ・プレイヤーはパーマネントを選択しアンタップする。アンタップ・ステップ中に誘発型能力が誘発した場合には、『【2】特別にお互いが優先権を得ることになる。これが解決されたらアンタップ・ステップが終了する』。次にアップキープ・ステップ。ここで各種のコストの支払いなども行う。ここでマナを出すこともできるが、『【3】ドロー・ステップには持ち越せないので、ドローするカードを見る前に消費する必要がある。消費できなければマナ・バーンを受ける』。ドロー・ステップでは『【4】ステップの開始時にドローがスタックに積まれ、両者が優先権をパスしたらドローできる』。ドロー後に両者が優先権をパスしたらメイン・フェイズに入る。メイン・フェイズでは『【5】ステップは存在しないため』、両者がパスをすれば直ちに戦闘フェイズに移る。『【6】最初に攻撃クリーチャーを指定する攻撃クリーチャー指定ステップに入る』のだが、『【7】クリーチャーが1体も攻撃クリーチャーとして指定されず、攻撃クリーチャーとして場に出てくることもなく、クリーチャーが攻撃クリーチャーとして指定されても、指定された攻撃クリーチャーがいなくなった場合にはブロック・クリーチャー指定ステップと戦闘ダメージ・ステップは飛ばされる』。また、攻撃クリーチャーの指定の際には何(誰)を攻撃するか明確にしておく必要がある。そしてブロック・クリーチャー指定ステップでブロッククリーチャーを適正に指定し終えたら、戦闘ダメージ・ステップに移る。『【8】もし戦闘ダメージ・ステップの開始時に、少なくとも1体の攻撃クリーチャーかブロック・クリーチャーが先制攻撃か二段攻撃を持っている場合、先制攻撃も二段攻撃も持たないクリーチャーは戦闘ダメージを割り振らない』。戦闘フェイズは第2戦闘ダメージ・ステップを得て、残りのクリーチャーからのダメージを処理する。『【9】第2戦闘ダメージ・ステップの間には、攻撃クリーチャー、ブロック・クリーチャーのうちで先制攻撃を持たないものと、二段攻撃を持つものがそれぞれの戦闘ダメージを割り振る』。『【10】戦闘ダメージ・ステップを終えたら、戦闘フェイズは終了する。但し、「戦闘終了時に〜」とかかれた誘発型能力があった場合には特別にお互いが優先権を得ることになり、これが解決されたら戦闘フェイズが終了する』。戦闘後メイン・フェイズが終了したら終了フェイズに移る。このフェイズではまずターン終了ステップに入り『【11】「ターン終了時に」、「ターン終了時まで」の効果が消滅する』。その後、クリンナップ・ステップに移行する。移行したらまず『【12】互いにプレイすることがないかを確認し』『【13】アクティブ・プレイヤーの手札がその上限の枚数(通常は7枚)を越えていたら、その数になるまで手札を捨てる』。もしこのとき『【14】状況起因効果を起こす条件が揃っているか、あるいは何らかの誘発型能力がスタックに積まれるのを待っている場合にのみ、特別に優先権を得て、プレイヤーが呪文や能力をプレイできるようになる。』スタックが空になり、全てのプレイヤーがパスした場合には、『【15】もう一度新しいクリンナップ・ステップが始まる』。何も起きなければ、優先権は発生せず、ステップは終了し、『【16】ターンが終了する』。

コメント

nophoto
*ぱお*/米村 薫
2007年12月13日8:43

フェイズ・アウト領域の取り扱いは、rule 502.15〔フェイジング〕の項目にかなり詳細にあります。なんたって枝番p。

たちお
たちお
2007年12月13日10:39

ほんまや^^;
キーワード能力の方で詳しく書いてますねotz
失礼しました〜m(_ _)m。

お気に入り日記の更新

日記内を検索